12/05/27 16:52:11.14
飯田哲也氏が24日の報道ステーションで「原子力村には愚民意識がある。原子力に反対するやつは
バカだチョンだ・・・」と発言して、古舘キャスターが訂正する騒ぎがあったが、私はテレビ朝日
にこそ根深い愚民意識があると思う。
先日の古賀茂明氏の「停電テロ」でもこの番組でも、局の姿勢はよくも悪くも明確だ。
「原子力村」は絶対悪で、国民は気の毒な被害者だという図式で悪をたたく勧善懲悪である。
「秘密会合」なるものを問題にしていたが、事務局会合をフルオープンにする審議会なんかどこに
もない。
決定的な事実の指摘は何もないが、視聴者は何となく「原子力村は悪人の集まりだ」と思い、それ
を糾弾するテレビ朝日の「正義」を支援する。
テレビ朝日がこういう印象操作を繰り返すのは、彼らが「大衆なんてしょせんバカだ」と思ってい
るからだろう。
これはマーケティングとしては正しい。
アゴラでも紹介したように、国民は「朝三暮四」なので、長期的なエネルギー供給なんか考えない
で目の前の「原発は恐い」という感情で「自滅的な選択」をするからだ。
民放のディレクターなら誰でも知っているように、テレビを見ているのは国民の中でも知的水準の
低い層で、平均レベルは中学生ぐらいだ。
NHKでさえ、ニュース番組の視聴率が最高なのはスポーツコーナーだ。
それに迎合してスポーツ・芸能ネタをやれば数字がとれることはわかっているが、メディアとして
のプライドが歯止めをかけている。
だからテレビ朝日のように羞恥心を捨ててバカに迎合すれば、数字をとるのは簡単だ。
それは戦争中に「国民の火の玉が炸裂する」などと大衆を煽動して部数を増やした朝日新聞と同じだ。
ヒトラーは「大衆は女のように感情だけで動く」と言ったが、朝日新聞グループもヒトラー的マー
ケティング手法をとっているのだろう。
これは大衆社会の宿命的なジレンマである。
民主主義は国民が賢明であることを前提にしているが、実際の国民は感情的で近視眼的だから、国
民投票で決めたら原発も税金もゼロに賛成するだろう。
そんなものが「本当の民主主義」だと思っているのは、宮台真司氏のような中学生レベルの知能の
持ち主だけだ。
>>2以降へ続きます。
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