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大阪府警が住宅メーカーに防犯対策を指南した、全国で唯一の「犯罪に強い家」が注目を集めている。敷地内の死角を
なくしたり、破壊されにくい材質を玄関や窓に用いたりと“プロの捜査員の眼”が生かされている。導入から約2年間だが被害はなく、
評判を聞いた他県からも問い合わせが寄せられているという。街頭犯罪が多く、治安が悪いとのイメージを持たれる大阪だが、
府警担当者は「大阪から全国的な取り組みになってほしい」と期待している。
「犯罪に強い家」は、NPO法人・大阪府防犯設備士協会の「防犯優良戸建住宅認定制度」で認められた住宅のこと。
同制度は、住宅侵入盗の被害を防ごうと、府警が住宅メーカーと同協会に呼びかけて平成22年に設けられた。マンションなど
では同様の取り組みが全国的に広まっているが、戸建て住宅では大阪だけという。
府警の担当者によると、被害にあわないための重要なポイントは「侵入経路を遮断する」ことで、同住宅では、さまざまな工夫
が凝らされている。
まず、住宅の周囲を低い生け垣で囲うなどして、外から敷地内を見やすいようにした。一見、不用心なようだが、「屋外からの
死角がなくなり、敷地に侵入しても見つかってしまうため、泥棒も入りづらい」(府警の担当者)。
次に、侵入盗は雨どいを伝って2階のベランダなどから忍び込むケースも多い。これを防ぐため、人がよじ登った際に外れてしまう
ように雨どいのネジの固定個所を通常より少なくした。
さらに、人が侵入できる大きさの窓はすべて、金づちでたたき割ろうとしても十数回では貫通しない強度がある防犯ガラスを採用。
府警によると、戸建て住宅を狙った犯人は、7割近くが窓から侵入しており、強固なガラスは有効的だ。
同住宅はこれまで約170戸が建設され、今後も増える予定。価格は同程度の住宅と比較すると50~100万円ほど高価と
なるが、同住宅に住む自営業の男性(47)は「以前に住んでいた家の近所に空き巣が入ったことがあったので、この家を購入した。
割高だったが安全には代えられない」と話す。
府警によると、府内の住宅侵入盗の認知件数は年々減っており、23年は4271件と13年の1万3900件の約3割にまで
減少した。ただ、マンションではかつてピッキング被害が急増したことで防犯対策が進んだが、戸建て住宅は比較的遅れていると
される。認知件数を発生場所別で見た場合、戸建て住宅の被害は2515件で最も多く、全体に占める割合は年々増加している。
こうした傾向は全国的なもので、府警には愛知や福井など他府県の警察や自治体から問い合わせが相次いでいる。府警の
担当者は「犯罪に強い家が普及することで、安全な街づくりの一歩にしたい」と話している。
ソース(MSN産経ニュース)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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写真=割れにくい防犯ガラス(右)と一般的なガラス。金づちで20回ほど叩いてようやく貫通した
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写真=防犯対策が講じられた「犯罪に強い家」
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図表=「犯罪に強い家」主なポイント
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