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出会い系サイトなどに名前を登録すると、サイトの利用者を装った「サクラ」とみられる人物から
メールが届き高額な請求をされる「サクラサイト」被害の増加に歯止めが 掛からない。
国民生活センターによると、昨年12月には40代女性が被害相談の中で最多の8000万円を
だまし取られた。「出会い系サイト被害全国連絡協議会」として 活動してきた弁護士グループは
「サクラサイト被害全国連絡協議会」と名称変更し、対策に本腰を入れ始めた。
岐阜県の40代主婦は、4460万円の被害に遭った。相談を受けた小泉友弁護士によると、
10年6月に「プレゼントに当選した」と携帯電話にメールが入り、アクセス したアドレスが
出会い系のサクラサイトだった。「お金はあるが心に余裕がない」と悩みを訴えるメールを受け取り、
相談に乗った。「アド券」「権利券」などの名目で利用 料1回7万~8万円を運営会社から請求され、
メールの相手が後で負担してくれると思い込み1年半にわたり振り込んだ。
サクラサイトは出会い系や求人などのメール交換サイトに多い。多くのサイトは有料で、
利用者がメール交換するほど業者がもうかる仕組み。「サクラ」が「メル友になっ てほしい」
「事業に資金を提供する」などと持ちかけ、多くのメール交換をさせる。
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