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★化粧品もマッコリも 韓流効果に沸く韓国経済
韓国発の「韓流」ブームがアジアを中心に世界に広がっている。
一時的な現象に終わるとの風評もなんのその。ドラマや映画からK-POP(韓国ポップス)、食の世界へと裾野は広がる。
韓国というと、サムスン電子や現代自動車などの活躍が注目を集めるが、韓流が及ぼす経済効果もじわり、じわりと膨らみつつある。
少女時代にKARA、東方神起―。
昨年末、NHKの紅白歌合戦に3組もの韓国のアイドルスターが出演したのは記憶に新しい。
「国内だけでは市場規模が小さい。アジア全域を視野に稼ぐ」。
SMエンタテインメントを筆頭に、いまや韓国の芸能事務所にほぼ共通する戦略だ。
デビューまでに数年をかけ、歌や踊り、演技だけでなく、英語や日本語、中国語などの外国語も話せるアイドルを育てている。
こうした地道な努力が、息の長い韓流ブームを支える一因になっている。
韓国紙の報道によると、映画やドラマの輸出や海外公演など、韓国の文化・娯楽サービス産業が
2011年に海外で稼いだ収入は7億9400万ドルに上り、前年比で25%も増えたという。
一方、韓国統計庁によれば、韓国音楽産業の国別の輸出比率は、09年段階で日本が69.2%と他国を圧倒している。
韓流がもたらす経済効果は文化産業にとどまらない。
大韓商工会議所は先月、「韓流の経済効果と自国企業の活用実態」と題する調査結果をまとめた。
主要サービス、製造業300社を対象に実施したもので、回答企業の82・8%が
「韓流の波及で韓国と韓国製品に対する友好的なイメージが向上した」と前向きな評価を付けた。
さらに「韓流のおかげで売り上げが伸びた」と、経済的な恩恵を実際に享受している企業も51・9%に達した。
業種別では文化、観光産業で8割を超えている。
食品業界でも韓流効果の恩恵を受けたとする企業が45%に上った。
日本でも、KARAを広告宣伝に使った「紅酢(ホンチョ)」、
人気俳優のチャン・グンソクを起用した「ソウルマッコリ」などが大きく売り上げを伸ばしているという。
日本への思わぬ波及効果もある。
韓国の料理店や雑貨店が立ち並び、韓流ファンや買い物客でにぎわう東京のJR新大久保駅周辺。
同駅西口の12年の公示地価は1.9%上昇した。
いずれにせよ、韓流ブームが韓国のブランドイメージ向上に一役買っているのは間違いない。
日経新聞 URLリンク(www.nikkei.com)