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沖縄60%、日本本土30%=縄文人の遺伝情報-中国チーム
中国科学アカデミーの研究チームは5日、縄文時代の人々の遺伝情報が
現代の日本の沖縄地方と本土の人々に受け継がれる割合は、
それぞれ約60%と約30%と推定する論文を英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。
縄文人はアジア北東部から移動してきた可能性が高いという。
研究チームは、日本の国立遺伝学研究所や東京大などが参加する国際組織
「汎(はん)アジアSNP(スニップ)コンソーシアム」が世界各地の集団について
細胞核DNAの塩基配列の個人差を調べたデータベースを利用し、分析した。
しかし、日本人研究者はこの論文の分析や考察に加わっていない。
過去に他の研究チームが発表した成果では、縄文人は約3万年前以降に
大陸から陸地でつながっていた日本列島に移動。列島が大陸と海で隔てられた後、
約2300年前から稲作や金属使用の技術を持った弥生人が渡来し、西日本を中心に
人口を大幅に増やしたと考えられている。(2012/04/05-22:08)
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