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経済産業省原子力安全・保安院は28日、政府が再稼働を目指す関
西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県)の周辺で、活断層が
3連動しても原発の耐震安全性に余裕があるとした同社の試算につ
いて、「妥当」と判断した。
これで規制当局による安全性に関する技術的な検証は終了した。
政府は野田首相と関係3閣僚で安全性を最終確認した後、4月にも
枝野経産相が福井県を訪問して政府の考えを説明。地元の意向を聞
いたうえで、政府が再稼働の是非を判断する。
大飯原発3、4号機を巡っては、関電が再稼働の前提となる「スト
レステスト(耐性検査)」1次評価で、地震の揺れは想定の1・8
倍まで耐えられるとの結果を示していた。
しかし審査の途中で、保安院は東日本大震災を踏まえ、5キロ・メ
ートルよりも距離が離れた活断層同士の連動も考慮するよう電力各
社に指示した。揺れが上方修正されると、ストレステストの見直し
を迫られる可能性があり、大飯原発では周辺の3つの活断層の連動
が焦点となっていた。
保安院はこの日「活断層は大きく離れており、連動の可能性は低い
」と判断。念のため3連動を想定しても、揺れの大きさは従来の
1・8倍を超えないとする関電の試算を了承した。
一方、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)など6原発では、周辺活断
層が連動すると結論、揺れの想定を再計算するよう指示した。
ソース:読売オンライン
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