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絶望が、かつての「残虐少年」を再び凶行に走らせた。
東京・渋谷のライブハウスで昨年8月、殺害目的でガソリンをまいたなどとして、殺人予備や現住
建造物放火予備の罪に問われた男性被告(24)の公判。
17歳で世間を震撼(しんかん)させる事件を起こした被告は、無差別殺人計画を立てるに至った
「葛藤(かっとう)の6年間」を法廷で明らかにした。(時吉達也)
起訴状と検察側の冒頭陳述によると、被告は平成17年、大阪の実家近くの公園で面識のない4歳
の男児をハンマーで殴り重傷を負わせたとして、殺人未遂の疑いで逮捕された。
少年院を出所後に通信制高校を卒業。
ゴミ処理業者に就職し社会人生活を送っていたが、仕事のストレスなどから昨年8月、無断欠勤し
上京した。
渋谷のライブハウス「チェルシーホテル」の客らを殺害する目的で、ガソリンやバケツを店内に持
ち込み、殺人と放火の準備をしたなどとされる。
2月3日に東京地裁で開かれた初公判で、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
男児への襲撃事件当時、神戸児童連続殺傷事件(9年)で「酒鬼薔薇聖斗」を名乗った加害男性の
写真を持ち歩き、調べに対し「通り魔みたいに大量殺戮(さつりく)をしてみたかった」と供述し
たという被告。
しかし、今回の事件まで着々と凶暴性を磨いていたわけではなかった。
同27日の被告人質問は、少年院に入所していた当時を振り返るところから始まった。
「教官は親身で、生活には規律があった。クラブ活動のコーラスで、音楽の素晴らしさに目覚めた」
充実していたという少年院生活を終えると、被告は通信制高校に入学。
学費に加え、男児側への月4万~5万円の賠償金をアルバイトで捻出(ねんしゅつ)する一方、無
欠席で勉強に打ち込んだ。
卒業後、念願だった正社員としての就職が決まったときは、「飛び上がるほどうれしかった」という。
>>2以降へ続きます。
ソース:産経ニュース
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