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毎日新聞 2月21日(火)0時49分配信
「今でも私は本当にあの子がやったのか分からない。これで更生の機会が失われてしまった」。
高校3年生の元少年を教えた元教諭の男性(67)は、最高裁判決をそう悔やんだ。
元少年の「冷めた目」が印象深いという。
「何も感じていないという感じの目で、出会ったことがないような目だった」。
自分から物事に積極的に取り組むタイプではなかった元少年は一方、
授業中にいくつも席が離れている生徒に大きな声で話しかけるなど
「場をわきまえずにその時の感情を出したり、かまってほしいという気持ちが出る面もあった」。
元少年は度々父親から暴力を受けたといわれ、母親は中学1年の時に自殺した。
担任だった同僚は元少年を支えようと何度も家庭訪問をしたという。
「それでも事件が起きる。量刑は司法が決めることだが、
もう少し彼に時間を与え、事件の真相や彼の気持ちを知りたい。
可能なら、もう一度事件の解明をやり直してほしい」。
元教諭はそう話した。
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