12/02/16 18:55:59.02
アジア全域の駐留米軍を射程にした中距離ミサイルを増強し、空母を保有する中国。
一方のアメリカも近年、中国の軍事的脅威に対する研究を強力に進める。
アメリカの中国との付き合い方は、日本のそれとは正反対だ。
産経新聞ワシントン駐在編集特別委員の古森義久氏が、中国研究の第一人者として知られる国際教
養大学理事長・学長の中嶋嶺雄氏と語り合った。
* * *
古森:私は北京駐在の後半に、アメリカを専門に研究している中国の知識人―政府関係者ですが
―と親しくなったのですが、彼が流暢な英語で「日本と中国はひとつの国になるのが自然じゃな
いですかね」と本気で言うんです。
で、文化も言語も違うのはどうするのかと聞くと、「言葉はやっぱり大きい国の言葉でしょう」と
言うわけです。
中嶋:まさに「中華思想」ですよね。これはとても根が深い。われわれもよほど身を構えていかな
いといけない。
古森:アメリカの場合には、基本的な価値観の違いを少なくとも国政レベルで認識しています。
だから、日本の議員のように訪中して最高指導者に会いたいなんて言う人たちはいない。
胡錦濤が訪米した時でも、議会でのパーティで議会の側からは写真は撮らなかった。
胡錦濤と並んでいるところを写真に撮られるのを嫌がるアメリカ議員の声が多くて禁止になったん
です。
中国は大変怒りましたけどね。日本の国会議員と正反対です。
アメリカ側のそんな姿勢の背景には、一党独裁で人権を弾圧し、国民の自由な選挙で選ばれた指導
者ではないという基本的な体制・価値観の違いへのはっきりした認識があります。
>>2以降へ続きます。
ソース:NEWSポストセブン
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