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明治ホールディングスは13日、2012年3月期の連結純利益が前期比32%減の65億円になる見通しと発表した。従来予想
(5%増の100億円)を下回り、一転して減益となる。同社の粉ミルクから放射性セシウムが検出され、販売が減ったことが響いた。
無償回収の実施に伴い、在庫などの固定資産廃棄損も膨らむ。
売上高は1%減の1兆1050億円、営業利益は40%減の180億円の見込み。従来予想をそれぞれ110億円、30億円下回る。
昨年12月、乳児向け粉ミルク「ステップ」の一部製品から放射性セシウムが検出されたことが明らかになり、同製品を含む粉ミルク
製品の販売が減った。同製品を含む健康栄養事業は売上高を41億円、営業利益を16億円下方修正した。
食品子会社の明治が粉ミルク約40万缶について無償交換を実施中。これに伴い固定資産廃棄損は8億円増える見通しだ。
同社は粉ミルクで約40%のトップシェアを握っていたが、昨年12月のシェアは20%弱に低下。1月も30%程度にとどまった。一方、
東日本大震災でシェアが落ち込んだヨーグルトの販売てこ入れで販売促進費が膨らみ、乳製品事業の営業利益も16億円下方
修正した。
同日発表した11年4~12月期決算は、売上高が前年同期比1%減の8382億円、純利益は44%減の100億円だった。
ソース(日本経済新聞)
URLリンク(www.nikkei.com)