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「空飛ぶ円盤を実現する技術を開発」-。発明家でTANOSeY研究所の代表を務める
田野瀬裕次さんが、円盤型の飛行機を水平に安定させる技術を発明し、特許を取得した。
趣味の物理学を応用し、回転する物体に働く遠心力を複数組み合わせることで水平状態を
維持する仕組みを発案。原理を忠実に再現できれば「車を運転するように空中を移動する
ことも夢ではない」と話す。
田野瀬さんが特許を取得した「円盤型飛行体の水平姿勢安定化装置」は、弾み車と呼ばれる
こまのような回転体を中心となる垂直の軸から等間隔に三つ配置したもの。三つの弾み車が
同じスピードで高速回転すれば、遠心力が均等に働き、装置を取り付けた飛行体は原理上、
常に水平を維持するという。
空飛ぶ円盤と田野瀬さんの出会いはおよそ10年前。会社員時代に旅行先で宇宙船の模型を
購入したことをきっかけに、実際に宇宙船が動くための条件や仕組みについて考えてきた。
数年前に有力なアイデアを思いつき、今回の特許技術にたどり着いた。
実際に空飛ぶ円盤を作るには、宙を浮き、前に進むためのエンジンに加え、弾み車を高速で
同じ速度で回転させるといった高度な技術が必要になる。ただ、ロボットの動きを安定させたり、
滑走路を必要としない飛行機の開発にも応用できると考えており、現在、国際特許の取得を
目指している。
田野瀬さんは「遠心力を合成することがポイントで、誰かにこの仕組みを使ってもらい、
実現してもらうことが次の目標。水平に気を取られることがなければ、飛行機を操縦するような
熟練した技術は必要なくなる」と語り、夢の実現に思いをはせる。
ソース:日本海新聞(2012年01月08日)
URLリンク(www.nnn.co.jp)
画像:試作した装置の模型と円盤の完成予想図を手にする田野瀬さん
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