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林野庁は、平成23年12月27日、スギ雄花に含まれる放射性セシウムの
濃度調査の中間報告を取りまとめ、公表した。
この調査は、スギの生葉に含まれる放射性セシウムが
どの程度、葉から花粉に移行するのかは明らかになっていないことから、
その科学的知見を把握することを目的とするもので、
福島県のスギ林132箇所及び15都県
(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、
千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、静岡県)のスギ林50箇所で、
平成23年11月25日~平成24年1月31日にかけて実施しているもの。
今回公表したのは、独立行政法人 森林総合研究所が、
福島県内87箇所において実施した調査結果で、
スギの雄花に含まれる放射性セシウム(Cs134+Cs137)の濃度は、
最も高いスギ林で1キログラム(乾燥重量)あたり 約25万ベクレルとなっている。
また、福島県内4箇所で採取したスギの雄花とその内部の花粉に含まれる
放射性セシウム(Cs134+Cs137)の濃度を比較したところ、およそ同程度のレベルであった。
なお、この結果をもとに人体が受ける放射線量を
一定の前提条件をあたえて試算した結果も公表しており、
最高値は、一時間あたり0.000192μSvとなっている。
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