11/12/26 06:21:32.65
(>>1の続き)
■大震災で再認識された音楽の役割
ご存知の通り、音楽にはさまざまのジャンルがある。
その多くのジャンルの中で売り上げの大小はあるものの、ある程度のバランスは取れるものだ。
だが、日本のCD販売に限っては、完全にアブノーマル。
CDに付加される音源以外の価値(握手券だの)が購入意欲を掻き立てるのだろうが、
なにか音源の豊かさや楽しさといった音楽本来の価値は
どんどん低下していくばかりという気にもなる。
決してAKB系、ジャニーズ系が悪いというのではない。
彼らの楽曲は、優れた作品が多い。
だが、CD販売の方法論は、CD業界が自分の首を絞めることにもなっている。
相対的に見れば、CDというメディアが音源中心のメディアとしてのみでの存続は、
なかなか難しい時代に突入しているのだろう。
2011年は3.11が音楽業界に与えた影響も小さくなかった。
震災直後にはライブ、コンサートの自粛ムードが広がり、寂しい時期もあった。
だが、音楽の持つ癒やし、勇気付けといった大きな役割が見直された。
これは大きな出来事だった。
これまでの流れが変わることはないだろうが、音楽の持つ価値が再認識されたのは貴重なことだった。
2012年はどんな年になるのだろう?
冒頭に書いた三つの柱は揺らぐことはないだろうが、
さまざまのジャンルの音楽が多くの人々の耳に届くような、
もう少しノーマルな音楽環境であればなと、心から思う。