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２０１２年度予算案について野党各党は２４日、「マニフェスト（政権公
約）総崩れの予算だ」（茂木敏充自民党政調会長）などと一斉に批判した。
茂木氏はコメントで「数字のつじつま合わせだけで何の特徴も展望もない
予算だ。
対案で明確な将来ビジョンを提示し、国会論戦に臨む」と強調した。
公明党の山口那津男代表は「新規国債発行額が税収を上回る予算を３年連
続で組むことになり、財政規律の面で悪化の一途だ」と苦言を呈した。
共産党の市田忠義書記局長は「社会保障を切り捨てて、八ツ場ダムなど大
型公共事業を推進するなど、自民党政権と変わらない」との談話を発表。
社民党の重野安正幹事長は沖縄振興費増額に関し「お金をばらまく代わり
に米軍普天間飛行場移設を認めてほしいという意図が透けて見える。民を
愚弄した話だ」と指摘した。
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臨時閣議に臨む野田佳彦首相（中央）＝２４日午前、首相官邸（栗橋隆悦
撮影）