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北陸三県と神奈川県で患者が百八十一人に達した「焼肉酒家えびす」チェーンの集団食中毒で、
重症化した小児(十五歳以下)の八割がけいれんや意識障害を伴う脳症を発症していたことが分かった。
前例では多くても50%前後で、今回の発症率は高かったという。
食中毒の高い重症化率の原因と治療法を調べる研究班の会議が二十二日、富山市内で開かれ、会議後に
研究代表者の佐多徹太郎・県衛生研究所長と富山大医学部の宮脇利男教授らが明らかにした。
研究班によると、十五歳以下の小児は二十人が食中毒を発症し、半数の十人が腎臓の働きが悪くなる
溶血性尿毒症症候群(HUS)を併発して重症化。うち八人が、脳が腫れて意識障害などを伴う脳症になった。
成人も含めると、重症化したのは三十二人で、四割超の十四人が脳症を発症した。
これまで、腸管出血性大腸菌による食中毒で重症化した患者の脳症の発症率は一割前後とされており、
今回の食中毒では約四倍。死亡した六~十四歳の三人と四十代と七十代の計五人はいずれも脳症になっており、
研究班は死因とみて調査を進める。
研究班は、食中毒原因の腸管出血性大腸菌O111の強毒性を否定。高い重症化率の原因を調べ、
来年四月十日までに報告書をまとめる。 (山田晃史)
ソース:中日新聞(2011年12月23日)
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