11/12/20 20:32:37.03
安住淳財務相は20日の閣議後会見で、日本政府が人民元建て中国国債の購入を検討していること
を明らかにした。ドルに偏る外国為替資金特別会計(外為特会)の運用先の多様化に加え、日中の
戦略的互恵関係の強化につなげるのが狙い。ただ、米国債の保有が世界1、2位の両国が国債の持
ち合いを拡大すれば、「ドル離れ」を加速させる可能性があり、日米関係への影響も懸念される。
「国債購入は双方向でできるようにした方がお互いにメリットがあり、話し合いを進めている」。
安住財務相は中国国債の購入についてこう説明した。25日に予定されている
日中首脳会談で合意する見通しで、日本政府が中国国債を購入するのは初めて。
購入規模は最大100億ドル(約7800億円)相当とみられ、外為特会の資金を活用する方向だ。
日本が外為特会などで保有する外貨準備は約100兆円で、このうち約7割を米国債が占める。
米国債が8月に初めて格下げされ、基軸通貨ドルの地位も揺らぐ中、
運用先を米国債以外にも分散すれば、為替変動による損失リスクを低減できる。
平成20年に日本を抜き、世界最大の米国債保有国になった中国はすでに、日本国債の
買い増しに動いている。今年4月には中長期債の買越額が過去最高の1兆3300億円に膨らんだ。
ソース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)