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新潟商・佐々木さん「夢は公認会計士」
新潟商業高(新潟市中央区)3年の佐々木直人さん(17)が、県内の現役高校生で初めて、税理士試験の
科目の一つ「簿記論」に合格した。大学生や社会人と同じ土俵で合格率わずか14・8%の難関。「努力が
報われてうれしい」と笑顔を見せながらも、「これは通過点。大学在学中に公認会計士試験に受かりたい」と
冷静に先を見据えている。
小学2年からそろばんを習い、計算が大好きだったという佐々木さん。高校の進路選択では、担任に
勧められるまま同高を選んだ。入学後すぐ簿記部に入り、放課後は日曜を除いて3~7時間勉強。
2か月後の6月に日商簿記3級、11月には2級に合格した。
卒業までに2級を取るのが一般的な商業高生の目標だが、それを1年目にクリア。1級は大卒程度の
学力が求められ、合格するのは約1割。同高によると、県内の現役高校生が1級に受かったのは、
過去4人だけという「超狭き門」だ。
佐々木さんに追い風となったのは、同高の「日商簿記1級講座」。魅力ある学校づくりを後押しする県の
「オンリーワンスクール推進事業」の一環で、大手簿記専門学校の講師による週3回の授業を受けた
佐々木さんは、めきめきと力を伸ばした。
それ以降、「やるからには会計のプロに」と公認会計士を志すようになった。高校2年までに1級に
受かれば、税理士試験の受験資格が得られる。このうち簿記論と財務諸表論に合格すれば、
公認会計士試験の一部が免除され、夢へ早くたどりつけることを知った。
2年生の11月に1級合格を果たすと、3年生の8月に行われる税理士試験の簿記論合格に照準を合わせ、
多い時で1日10時間という猛勉強を開始した。さすがに最初は歯が立たなかったが、「5月頃から
過去問で合格ラインとされる6割がとれるようになった」と自信をつけた。
本番の試験は今まで解いたことのない複雑な問題が出たが、前半の小問を確実に解き、「難しかったが
全力を出し尽くした」。そして今月10日、合格の知らせが届いた。簿記部顧問の青山学教諭は「コツコツと
確実に解いていけるところが簿記向き」と評する。
現在、大学の推薦入試に向けて受験勉強中の佐々木さん。「ちょうど今、オリンパスの損失隠しが問題に
なっているが、将来は監査法人に就職し、間違いをしっかりただせる公認会計士になりたい」と夢を
膨らませている。
ソース:読売新聞(2011年12月17日)
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