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草津市下物町の「くさつ夢風車」が9月中旬から故障し、同市が廃止も視野に検討を始めたことが分かった。
修理に最低でも1000万円以上かかる見通しのため。同風車は「環境立県滋賀」のシンボル的存在の一つ。
原発事故以降、関心が高まっている再生可能エネルギーのなかでも風力発電は太陽光発電などと並ぶ
“有望株”として知られるだけに、同風車の失速は各方面に影響を与えそうだ。
烏丸半島に設置されている風車は高さ95メートル。羽1枚の長さ34メートル。ドイツのファーランダー社製。
市が2001年に3億円を投じ設置した。費用の45%は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助を
活用した。
故障したのは、風を電気に変換するコンデンサーのコントローラー。このほかにもさらに修理が必要な部分が
出て、費用がかさむ可能性があるという。
このため市環境課の山元忠之課長は「廃止も含めてあらゆる角度から検討し、年度末までに結論を出したい」
と話す。
夢風車は、瞬間的に発電できる電力を示す定格出力が1500キロワットで、県内では定格出力10キロワット以上の
風車は他にない。隣接する市立水生植物公園みずの森に使用電力の約7割を供給し、余った場合は関西電力に
売電していた。
当初は、175万キロワット時(一般家庭370世帯分)の発電を想定していたが、ふたを開けると年間34万~80万キロ
ワット時(82~192世帯分)と、想定の半分以下にとどまっていた。市が当初予測していた平均風速4・4メートルが
実際は平均3・2メートルしか吹かなかった。
01~10年度までの点検や修繕費などは計8000万円かかっており、風車を維持するためのコストが売電では
まかなえない状態が続いていた。 (猪飼なつみ)
ソース:中日新聞()
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