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松阪工業高電気工学科の3年生4人が、難関の国家資格「第三種電気主任技術者試験（電験三種）」に合格し、
3年ぶりに全国の高校の中で合格者数1位となった。4人は「3年間の目標だった試験に合格し、自分に自信が
ついた」と笑顔で語る。
合格したのは染川陽平君、西川純也君、服部広君、吉田圭吾君の4人。試験は9月に津市の三重大学であり
10月に結果が発表された。
同試験はビルや工場などの建物の電気設備保守管理に必要な資格で、年1回、経済産業省が実施。理論、
電気、機械、法規の筆記4科目に、3年以内に合格しなくてはならない。社会人や大学生も挑戦し、実務経験の
ない高校生には難しいといわれ、高校生の合格率は例年だと10％程度だが、今回は5・5％と特に狭き門だった。
4人は昨年1月から始業前の早朝に1時間程度の補習を行い、夏休みも毎日通学して一日中、演習問題を解く
など自主的に勉強を続けた。放課後も残って自習した服部君は「一緒に挑戦する仲間が学校にいて、分からない
ところを教え合えたので励みになった」と振り返る。
この資格が必要とされる、希望したところへの就職が内定している西川君は「日々コツコツ努力をしたのが実った
ので、本当にうれしい」と喜んでいた。 （平野梓）
ソース：中日新聞（2011年12月11日）
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画像：電験三種に合格した（右前から時計回りに）西川君、吉田君、服部君、染川君＝松阪市殿町の松阪工高で
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