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武蔵野銀行は、就職内定者向けの無担保ローンを今月中旬にも始める。
若手顧客を取り込み、生涯にわたる取引を通じて住宅ローンなどの利用を促す狙いだ。一部の
金融機関では扱っているが珍しい。低金利で地域金融機関の競争が激化しており、独自色を打ち出す。
同行が8日、明らかにした。
このローンは、就職が内定した新卒予定者を対象に、卒業旅行や入社前の資格取得などのニーズに
応える商品だ。限度額は30万円で担保は必要ない。
利用者は、企業の内定通知書などの書類を銀行に提出する。返済期間は最長5年。金利は年8％前後で、
就職後に給料の振込口座を開設すると、支払金利が割り引きになる。
給料の振込口座は、個人の資産運用のスタートになる。県内在住者が都内で働く場合に、企業の取引先の
金融機関で口座を開くケースが多いため、ローンの利用を通じて、早くから顧客の取り込みを狙う。
加藤喜久雄頭取は、「生涯の取引をするうえでの入り口にしたい」としている。
ソース：読売新聞（2011年12月9日）
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