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就職内定率が低迷する中、兵庫県など全国の高校や短期大学の女子学生らは一層深刻さを増している。
女子に人気だった事務職などの求人が激減しているためで、厚生労働省などの調査では、10月1日現在の
就職内定率は短大で約2割。就職担当者らは、企業に求人拡大を求めるとともに、学生らにも希望職種の
選択肢拡大や、ハローワークの活用を促すなど支援に力を入れる。(宮本万里子)
神戸市内のある短大では、12月時点で2年生の内定率が約3割。以前は大手メーカーや金融機関が設けて
いた「短大枠」や、希望者が多い事務職の求人が近年、減っているという。
就職担当者は「失敗が重なり、あきらめかけている学生も少なくない」と懸念し、県内の中小企業団体などに
繰り返し求人拡大を要請。同時に、学生にサービス業などの求人が多い職種にも目を向けるよう指導する。
また、「ハローワークは入りにくい」という女子学生が多いため、これまで2回、担当者が学生約20人を連れて
行く「ツアー」を企画し、利用を呼び掛けた。別の同市の短大も、保育など専門の学科の女子学生を除き、
12月時点の内定率は3割弱と苦戦。「就職サイトに短大生が応募できる企業は少ない」とし、同様に
ハローワークの利用を勧める。
高校も深刻だ。厚労省によると、県内の高校生の内定率(10月末現在)は男子の74・3%に対し、女子は61・0%と
10ポイント以上の差があった。兵庫県高等学校教職員組合も進路担当者を通じて独自調査し、女子の厳しさに
危機感を募らせている。大学の就職内定率(10月1日現在)でも男子61・7%に対し、女子が57・7%だった。
こうした女子の厳しさについて、兵庫労働局は「不況で事務職は企業の効率化の対象になりやすい上、
結婚退社による欠員も出にくくなった。販売職などで非正規雇用も増え、採用枠が減っている」と分析。
「希望に応じた求人の開拓に努めているが、ミスマッチが続いている。現実を踏まえて職業を選び、就職しやすい
道に学生を導けるよう、学校側も就職活動に向けた教育を充実させてほしい」としている。
ソース:神戸新聞(2011/12/09 11:58)
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
画像:就職支援窓口を訪れる女子学生。厳しさは深刻だ=8日午後、神戸市内(撮影・吉田敦史)
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