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食品大手、明治の粉ミルク「明治ステップ」から、1キロ当たり最大30・8ベクレルの放射性セシウムが検出され、
小さな子供を持つ親を中心に不安の声が上がっている。今回の問題をめぐる疑問点をまとめた。
Q これまで粉ミルクに含まれる放射性物質は、どう検査していたのか?
A 明治は3月以降、定期的にサンプリング検査をしてきたが、全て不検出だった。厚生労働省も7~8月、
明治など複数メーカーの粉ミルク25検体を調べたが不検出だった。
Q 今回はどうやって分かったのか?
A 11月下旬、市民団体が明治ステップを検査し放射性セシウムを検出。明治が再検査を行い発覚した。
Q 1キロ当たり30・8ベクレルの放射性セシウムを含んだ粉ミルクを飲み続けたときの被曝(ひばく)線量は?
A 粉ミルクはお湯で7倍に溶かすため、ミルクにすると1キロ当たり約4ベクレルになる。1歳未満の乳児が
4ベクレルのミルクを1年間(1日780ミリリットル換算)飲み続けると、被曝線量は約0・027ミリシーベルト
という計算になる。
Q 健康への影響は?
A 日本分析センターの真田哲也グループリーダーによると、日本人は通常でも、食品中のポロニウム210や
カリウム40などにより、食物から年間0・8ミリシーベルト被曝している。乳児も母乳や粉ミルクを通じ自然に
被曝しており、その量は、今回の粉ミルクによる被曝線量に比べ桁違いに多い。専門家は「今回の粉ミルクの
数値なら、飲み続けても問題ない」という見解だ。
ソース:msn.産経ニュース(2011.12.8 00:24)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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