11/12/08 16:32:03.19
>>1より
松井秀喜外野手(37)が大リーグに移籍した03年以降、代名詞だった背番号「55」は空き番となっていたが、
08年ドラフト1位の高卒新人、大田泰示内野手(22)が背負うことに。
すると一部OBの間では「時期尚早だ」「帰ってくるなということか」と反発が生じた。松井自身も、空き番の
ままなら「人間としてはどっかで気になるはずです。『ジャイアンツは待っていてくれる』って。それが、いま
55番がないわけですから」と決別ともとれる発言をした。
09年夏に松井の日本復帰論が盛り上がると、当時の巨人球団幹部はあわてて「(55番は)松井選手から
預かっているつもり」と釈明。松井にも大田にも敬意を欠いた。
新球団の参入などで、球界には「新しい風」への期待感が高まっている。ただし、新興球団がどれだけ大枚を
はたき、斬新なアイデアをひねり出しても、決して手にすることができないのが、伝統という付加価値だ。
巨人が清武氏に対して5日に起こした訴訟の賠償額が5000万円に及ぶのも、訴状いわく「日本プロ野球界の
盟主として高い人気を誇り、その名声は国民の中で知らない者はいない」からだ。
杉内の「47」は尊敬する工藤公康氏にあやかったもので、実際に「18」を選ぶかは別問題。球団が自ら、
伝統の背番号を提示することの意味は重い。「清武の乱」で傷つけられた名誉や信用を取り戻すため、
新体制の巨人が努力を傾けるべきことは、法廷闘争以外にもあるはずだ。
終わり