11/12/08 16:31:28.15
「清武の乱」で傷ついた名門球団の威信を取り戻すため、Ｖ奪回に向けて新体制が動き始めた巨人。
だが、ほんの数年前に前体制がOBやファンを悲しませた過ちを、早くも繰り返そうとしている。栄えある
背番号の“安売り”だ。
「巨人の『18番』も、ずいぶん軽くなったものだね…」。そうさびしそうにつぶやくのは、ある巨人OBだ。
清武英利前球団代表兼ＧＭ（61）の解任により就任した原沢敦球団代表兼GM（55）は、来季の至上命題
である優勝に向け、大型補強に意欲を見せている。
ソフトバンクから国内フリーエージェント（ＦＡ）宣言した杉内俊哉投手（31）も、重点候補のひとり。8日に
都内で初交渉に臨む予定だ。ソフトバンク、横浜との争奪戦を制するべく、FA移籍では過去最高額の4年
総額20億円という破格の条件を提示するとともに、切り札として伝統の背番号「18」を用意する－と
複数メディアが報じている。
2リーグ制以降の60余年、巨人の「18」を背負ったのはたった4人。中尾碩志、藤田元司、堀内恒夫、
桑田真澄といずれも生え抜きのエースが受け継いできた。
06年オフに桑田氏が退団して以降は欠番になっている。一時は日本ハム・斎藤佑樹投手（23）が「巨人に
入団したら背負うのでは？」ともうわさされたが、昨年巨人は指名を見送り。代わりにドラフト1位で指名した
沢村拓一投手（23）は、自ら「18番を背負いたい」と熱望したが、球団側は「15」を与えた上で「18番は
勝ち取ってくれ」とハッパをかけた。
これは藤田、堀内の両氏が「21」から実績を認められ、「18」に昇格した歴史を踏まえたものか。さらに
今秋のドラフトで東海大・菅野智之投手（22）を獲得し、沢村と「18」を競わせるプランも浮上していたが、
日本ハムと競合の末に交渉権を逃している。
栄光ある背番号の担い手がなかなか出てこないのも寂しいが、半世紀以上の伝統を覆してまで、
“外様”の杉内との交渉材料に使われるとは－。たかが数字、されど背番号。しかも巨人は2年前にも、
背番号の重みを巡る問題で騒がれた。
>>2以降に続く
ソース：zakzak（2011.12.07）
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