12/05/25 22:38:52.48
都(京)の場所については、現在の京都(平城京)までは、天皇の遷都の詔(首都移転宣言書)が出ているのですが、
明治維新の時に天皇が江戸に移動したときには詔が出ていません。
(だから西暦794年、1207年ばかり前の平城京遷都が最新の詔)
それで京都は形式的には、いまだに京であるという解釈が可能なのです。
また、東京は事実上の天皇の居住地なわけですから、事実上の御京なわけですね。
江戸時代だと、 近畿から関東地方へ向かうのを「東下り(あずまくだり)」と読んでいました。
畿内が「上方(かみがた)」と呼ばれるのも、京に近いからですね。
また、文化は京からというので、京に源を発しない流行ものは馬鹿にされたのです。
京から伝わってきたものが「下り物(くだりもの)」で、そうでないものが「くだらない」。
現在でも「くだらない」という語は使われていますが、語源はこのあたりにあります。