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【遊戯王】下位・クズカードを強引に評価するスレ 5
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385 名前:名無しプレイヤー@手札いっぱい。[sage] 投稿日:2012/05/21(月) 01:47:48.82 ID:KBY9MalD0
《ルード・カイザー》
通常モンスター
星5/地属性/獣戦士族/攻1800/守1600
両手に持つ魔人のオノの破壊力は、かなり強力だ!
昔なつかしの「!」テキストを持つ旧時代の遺物モンスター。
環境のインフレに完全に取り残されたステータスとなっており、生贄1体を要求する割には(リリースではない)力不足の感が否めない。
正直なところデッキにこのカードを組み込んで使用するのは極めて難しい。
しかし、そんなこのカードも一度盤外に出てしまえば活躍の機会は意外と多く存在する。
まず、カード名。
アニメから入った決闘者は数多い。
「遊戯王GX」の登場キャラクター、サイバー流を操るクールなデュエリスト、丸藤亮は人気キャラクターの一人であり、作中で「カイザー」「ヘルカイザー」の異名を持っている。
ドイツ語で皇帝を意味するkaiserを名乗り、しかも人気キャラクターと同名であることはこのカードの付加価値を高めてくれる。
《ルード・カイザー》自体も原作で海馬瀬戸が使用したモンスターであり、原作アドは十分あるといえる。
前半部のrudeも「野卑な、失礼な」の意味を持つ英単語である。
意味を調べたことをきっかけにして、遊戯王を通して英単語に興味を持ち、英語を学んでいくことができれば
英単語アドやTOEICアド、ひいては人生アドさえ手に入れることも可能なのだ。
「英語」+「他言語」
のような意味不明のネーミングセンスは遊戯王では頻出し、このカード一枚でOCG界のひとつの常識を学ぶことができたと考えれば、
このカード一枚の値段は決して高額でなく、むしろお買い得である。
そして忘れてはならないのが、しりとりアドである。
遊戯王好きが集まって暇つぶしに「遊戯王カードしりとりをしよう」と言い出した時、記憶のストックにこのカードを置いているか否かでは勝率が異なってくる。
そう、《ルード・カイザー》は貴重な「る」で始まるカードなのだ。
「る」はそもそもカード自体が少なく、濁点・半濁点つけはずし自由ルールだろうが、長音符自由ルールだろうが、言い逃れなく「る」ではじめなければならないという点においてOCG界屈指の難度を誇る。
「る」で終わるカード名は意外と多いため、「る」で悩む機会は何度もあるだろう。
そんな時、《ルード・カイザー》を筆頭とする「る」四天王のことを頭の片隅においておいてほしい。
《ルイーズ》《ルーレット・ボマー》《ルート・ウォーター》《ルード・カイザー》
四天王が活躍するのは決闘者たちのデッキの中ではなく、暇つぶしの戯れにさえ大人げなく全力を尽くす狡っ辛い決闘者たちの頭の中なのだ