12/04/14 19:45:05.35 3DD/iV78
>>448 ●6501 日立製作所 買値@500
○ご相談
半分保有株を処分したのですが、残り玉についてご相談いたします。
自分の考えは、現在25日線ギリギリのところですので、薄利取りで505円まで、利確をねばろうと思っています。
少なくとも利益はほぼ保障されていることと、日経次第で直近高値近く戻せそうかな?と
漠然と思っているため(根拠なしですが強いて言えば業績期待)
①早い所撤退かどうか
②追加購入する場合のポイントはどのへんか→というのも、直近高値を超えてから参戦する場合、
目標の上値までどれくらいの値幅が見込めそうか
診断士さんの読みを参考にさせていただきたくよろしくお願いします。
日経の急激調整に何とか生き延びられましたが、当分は最低金額で行います。ほんとヤバかったw
○回答:①「早い所撤退」をお勧めします。②追加購入は、「無し」でお願いします。
月足。2010年1月始値234円から2011年10月始値379円経由現在まで。これが支持線。
現在だいたい420円くらいのところにあります。来月は440円くらいにあがるのかな。
この支持線に向かって今後株価は下げてくる可能性が強いので、即時撤退がのぞましいです。
月足はゆるやかな上昇トレンドで、556円が、直近過去7ヶ月からおそらく今後半年程度の間の1年間くらいの期間におけるピークでしょう。
一応抵抗線を引いておくと、2009年5月高値404円から2011年3月11日高値523円経由現在まで。
これが抵抗線。これによれば、あがっても600円弱までです。
一応株価はこの、支持線と抵抗線によって囲まれた平行四辺形のゾーンをうねりながら
全体としてはゆっくりあがっていきます。今後もこのトレンドは継続するでしょう。
しかし、その平行四辺形の中のうねりのリズムを見ると、、天井を過ぎたばかりのところに株価が位置しています。
今年の3月上旬のリバウンドのときとは意味が違ってきてるんですね。この辺は、月足で見ないと理解しにくいポイントです。
買いなおすなら、支持線の近くに来たときに分割買いです。タイミング的には夏以降になりそうですね。
分割する理由は、支持線を割り込んで下げトレンドの形成が始まる可能性が残されているからです。
最初に小玉を購入して、上昇傾向を確認できたら追加買い。不幸にして下降して支持線を割り込んだら損切りです。
なお、どうしても、今、この銘柄で、あえてがんばりたいということであれば
日足。12年2月2日の安値398円から3月7日安値454円経由近未来まで。これが支持線。
終値でこれを割り込んだら撤退の目印にしてください。
不幸にして割り込んだら、その後は50日線が一時的なサポートになると思うので、逃げるならこれが最後かな。
大局観についてお話します。
10年単位の相場の大きな流れでいうと、今は底練りトレンドの最終局面にあり、今後回復して上昇トレンドに乗れるかどうか
というぐずついた市況にあります。この状態ではまだ金融相場が続きます。金融相場というのは、笛吹けど踊らず、資金だけが余ってるという相場です。
(最終局面といいつつすでに2年くらい続いているという、気の長い最終局面ではあるのですが・・・)
徐々に業績相場に移行する動きのトライアンドエラーが繰り返されつつ、軸足が少しずつ脱金融相場のほうに動いてきていますが、
まだまだ冬状態。(4月に後退してしまった感があります)
日立製作所のような、セクターどころか日本を代表するような超・優良大型株は、業績相場が本格的になったころからの出番になります。
今はこの銘柄としては飛躍のための準備体操期間であり、今の段階でこの銘柄を仕掛けるのは時期尚早。
今だったら、金融・不動産セクターを仕掛けるか(論拠は金融相場の継続)、
仕手筋系か小型低位株など、資金が小さくても株価を動かしやすい銘柄を仕掛けるかの二択になります。
二部株や、ジャスダックなどのマイナーな銘柄も、今の旬です。ただし、流動性の小さい銘柄は避けてください。
日経平均あるいはトピックスの、大きなトレンドの立ち居地によって、選ぶべき最適市場やベターなセクター、トレードの手法は変わります。
その観点からすると6501日立製作所は現段階ではミスマッチであり、早急に手仕舞ったほうがいいとする論拠でもあります。
以上、無責任なる回答者の読み、というか妄想でした。聞き流していただければ幸いです。