12/04/03 00:38:06.90 kHqd+PaL
>>270 ●9001 東武
○ご質問
中間決算期あたりまでの展望をお願いします
日足はボリバン-3σ突破で即反発しそうです(その勢いはわかりません)
週足で見ると短期MAを下方にブレイクして危険にも見えます
月足ではこの辺で保ち合いしてくれればその後の上昇エネルギーにも
中期保有で都合よく解釈すればそんなとこでしょうか
それにしても時間軸の異なるチャートで見解が統一できておりません
そして押し目にしては派手過ぎて困惑しております
あまり売買しません、上述の期間での保有に限りアドバイスお願いします
○回答
本日の日足の下げは、自然なものではなく、何か事件か事故が起きたときの動きと見るのが自然な険しい動きです。
なので、調べてみたら、日興証券レーティングの割高発言がありました。
ということで、今回の下げの直接的原因は、おそらく日興証券のレーティングの、「東武鉄道(他数社)は割高」発言でしょう。
間接的には、3月末の優待権獲得機会の終了、それと、今まで節目なくあげ続けてきたことによる地合いの弱さ。
これらが混ざって示現した下げだと思います。
今後の想定は、これらのダメージをどこまで値踏みするかで変わってきます。
勝手に想像するよりは、チャートの今後の推移を見て検討するのがいいでしょう。
月足。
抵抗線を2本引きます。
1本目:450円水平線。
2本目:2009年高値600円から2012年高値454円経由現在。
昨年の上昇と今年2月3月の上昇は、上方修正情報によるもの。
通常、こういう情報は、ある程度未来まで織り込んで上昇するのですが、その「未来に向けてののりしろ分」を否定したのが、
今回の日興証言のレーティングの発言。
そのため、450円より高値になるのは難しくなったのはもちろん、斜めの抵抗線も強く意識する必要が出てきました。
週足。
本来の流れ・勢いとしては、だいたい400円で頭打ちです。しかし2月から急上昇。
これは2月発表の上方修正の好感によるものと見るのが自然です(上方修正は約1割上昇)。
この好感分が今回そぎ落とされたと見ることもできるかもしれません。
日足。
3月の横横具合から、2月の上方修正の影響はだいたい440円が上限だったことがわかります。
今回の日興証券の発言で、この上方修正のお化粧分がはがされたとすると、次のめどは400円。
運がよければ(つまり発言の影響力が一過性のものであるならば)その上の窓のところで引っかかる可能性もあります。
論拠は2つ。50日線が支持線になっているのと、415円と419円の間の窓。
窓が支持線抵抗線のゾーンになる野は通常よくある動きです。
ちなみに400円から450円の間は価格帯別出来高が薄いので、400円まではするする下げていく可能性も結構あります。
価格帯別出来高は400円の少し下が厚いので、このあたりで下げ止まるかなという感じです。
半年後までの展望ですが、まず今回の下げがどこまで下げ止まるかの近況を見て、
さらにそこからのリバウンドの強さを見てからでないとなんともいえません。
なお、チャートを読み砕くときは基本的には月足から順番に小さく砕いていきます。
月足の影響を週足や日足は受けるし、週足の影響を日足は受けると理解してください。
そのため、逆に読んでいくと、何がなんだかわからなくなりがちです。