11/10/29 12:28:16.43 LKTM38JZ
値動きというのは、「割安だから買われる」とか「ゴールデンクロスした
から買われる」ということではなく、突き詰めれば、買いが優勢か売りが
優勢か、というだけの話に還元できる。
一目均衡表はそういう発想で作られたから使えるんだけど、当たるときは
神指標のように当たるけど、そんな指標存在しないかのような場合も多い。
何かが足りないんだと誰もが考える。
そこで、ファンダメンタルズや材料の優位性を確保しつつ、移動平均とか
も組み合わせてたり、ブレイクアウトのテクニックを使ったりしてパフォ
ーマンスを上げようとするわけだけど、長くやってるといまいち確度が上
がってこないことに気づいてくるのが普通だと思う。
長期投資家であれ短期トレーダーであれ「長期的には我々は皆死んでいる」
というケインズの言葉が妙に心に響いてくる時期は誰にもあるはず。
ここで、やっぱりまだ何かが足りないと考えられるかどうかだ。
買い方売り方の優勢を観測する別の指標、別の発想なんてあるのか?
やっぱりある。
出来高は株価に先行することがある。これである。
この「ことがある」というところがポイント。
入門書では、出来高の先行性は語られても、あいまいで参考程度という扱
いだと思う。
でも株価に先行したと予想する価値のある銘柄だけ相手にすればいい。
その後発生するテクニカル的に明確な売り方買い方の勢力関係において確
度の高い順張りが可能となるのだから、出来高の先行性の優位性は決定的。