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時事ドットコム:キリンの首、2段階で長く=700万年前までと100万年前-化石分析・米大学
URLリンク(www.jiji.com)
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キリンの長い首は祖先から一定のペースで伸び続けたのではなく、約700万年前までと約100万年前の2回大きく伸びた時期があった可能性が高いと、米ニューヨーク工科大の研究チームが
19日までに英王立協会の科学誌オープン・サイエンスに発表した。
アフリカに生息する現生種のほか、英国やドイツなどの博物館にある絶滅種の化石について、首の骨を詳しく調べた。キリンの祖先に当たる1600万年以上前の種から首の骨が伸び始めていたが、
キリンと近縁の関係にあるオカピに至る系統は途中で枝分かれし、短い首に戻ったことも分かった。
これまでの研究で、キリンの首が長くなった理由は大きく二つ指摘されている。高い木の葉を食べられるため、他の草食動物とすみ分けができるほか、雄同士が戦う場合は長い首が武器となる。
長く立派な首をむちのように相手にぶつけ、勝った雄が雌にもてることが繰り返されて進化したと考えられる。
研究チームは7個ある首の骨のうち、3番目の骨に注目した。長さの幅に対する割合は、キリンの祖先に当たる約2500万年前の絶滅種「プロドレモテリウム」が2倍だったが、約1600万年前の
「カントゥメリクス」や約700万年前の「サモテリウム」は3倍だった。ここまでは骨の上側が伸びていたが、約100万前には骨の下側も大きく伸び、現在のキリンは長さが幅の9倍もあるという。
(2015/10/19-16:29)