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洞窟の魚が目を失ったのは、省エネのためだった | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
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観賞魚として人気が出ているブラインドケーブ・カラシン。(PHOTOGRAPH BY ARTUR GOLBERT, ALAMY)
洞窟の暗闇に暮らす魚、ブラインドケーブ・カラシン(学名Astyanax mexicanus)は目を持たない。なぜ目を失ってしまったのか、その答えを示唆する研究論文が発表された。
スウェーデン、ルンド大学の研究チームによれば、食料の少ない洞窟にすむこの魚はエネルギーを節約する必要があり、視覚を失うことがその大きな助けになるという。(参考記事:「知られざる
洞窟生物の世界」)
研究チームは目を失った魚の謎を解明するため、まず米国テキサス州やメキシコの川で暮らす仲間を調べた。これらの魚には十分な視力がある。
次に、飼育されているブラインドケーブ・カラシンを入手し、視覚によるエネルギー消費量を測定。具体的には、目と脳の視覚にかかわる部位の酸素消費量を計算した。
米科学誌「Science Advances」に先週発表された論文によれば、成長過程にある若い魚の場合、視覚を持つ方が15%多くエネルギーを消費しているという。