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絶滅種のカエルを13年ぶりに再発見、エクアドル | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
URLリンク(natgeo.nikkeibp.co.jp)
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エクアドル、クエンカの山林に生息していることが判明したヤセヒキガエルの仲間(Atelopus bomolochos)。(Photograph by Alejandro Arteaga, Tropical Herping)
2002年に目撃されたのを最後に絶滅したと見られていたヤセヒキガエル属の1種(学名:Atelopus bomolochos)が、南米エクアドル、クエンカ近郊の森で生きていることがわかり、関係者を
喜ばせている。
しかも驚くべきことに、新たに見つかった集団には、彼らの絶滅の原因とされていたツボカビの兆候が見られないという。(参考記事:「「カエルの楽園」で致死的なカエルツボカビを発見」)
再発見の意味は重い。なぜなら、このカエルは一帯に蔓延しているツボカビに、中南米で初めて感染が確認された種だからだ。
オレンジ色とオリーブグリーンの体色を持つカエルに大きな打撃を与えたツボカビは、その他さまざまな要因と相まって、過去25年の間に両生類の数を激減させ、いくつもの種を絶滅の淵に
追い込んできた。(参考記事:「地球のいのち 両生類の危機」)
「ヤセヒキガエル属のカエルは、いわばドードーやフクロオオカミと同じような存在です」。エクアドルの首都キトにあるインドアメリカン大学の生物多様性・気候変動調査センター所長、
フアン・マヌエル・グアヤサミン氏はそう語る。(参考記事:「ドードー、絶滅種再生の可能性」)
「過去には、彼らが数多く生息していた時期もあったことがわかっています」
ヤセヒキガエル属はその後減少した。「このカエルの目撃情報がもたらされることもときにはありましたが、いつも勘違いばかりでした。ただし今回は違います」