【遺伝子工学】温室効果ガス(メタン)の排出削減と収量増加を実現するイネを開発at SCIENCEPLUS
【遺伝子工学】温室効果ガス(メタン)の排出削減と収量増加を実現するイネを開発 - 暇つぶし2ch1:もろ禿 ◆SHINE.1vOk もろ禿HINE! ★@\(^o^)/
15/08/08 12:15:19.12 .net
Nature ハイライト:温暖化する世界のためのイネ品種 | Nature | Nature Publishing Group
URLリンク(www.natureasia.com)
プレスリリース|バテルジャパン株式会社
URLリンク(www.battelle-japan.co.jp)

URLリンク(www.natureasia.com)
イネの根の蛍光顕微鏡画像。通常のイネの根(左)にはメタン生成菌が多く見られるが、SUSIBA2イネの根(右)では少ない。

世界最大規模の非営利研究機関であるバテル記念研究所(本社:米国オハイオ州、CEO:ジェフリー・ワッズワース,以下バテル)が米国エネルギー省より運営管理を委託されているパシフィック・
ノースウェスト国立研究所(以下PNNL)は,スウェーデン農業科学大学,中国福建省農業科学院,中国湖南農業大学と共同でメタンガスの排出量削減と収量増加を実現したSUSIBA2イネの
開発に成功し,その研究成果がNature 7月30日号に掲載されました。
■開発の背景
お米は世界人口の半数以上の主食ですが,その生産過程において温室効果であるメタンガスが多く発生していることはあまり知られていません。地球上で発生するメタンガスの約17%は水田から
放出されており,年間発生量は約1億トンにも上るとされております。メタンガスは二酸化炭素よりも約20倍もの温室効果があり,地球温暖化防止のために3カ国の共同研究チームが10年以上
メタン排出を行わないイネの開発に取り組んで参りました。
■SUSIBA2イネの開発
イネの収量を下げずにメタン排出量を削減することが重要であることは研究者には広く知られておりましたが,両方を同時に実現することは困難でありました。
光合成により吸収された二酸化炭素により糖が生産され,植物内の様々な場所に供給または蓄積されますが,このプロセスの解明と制御から研究は始まりました。
PNNLと環境分子科学研究所(以下,EMSL)のChrister Jansson植物科学ディレクターとそのチームは,転写因子とよばれる特別なプロティンが植物内の糖をどのように調節できるかを研究し,
転写因子が作られる場所を調節することにより,植物内でどのように炭素と生産物である糖が蓄積されるかの解明に成功しました。
また,光合成により吸収した二酸化炭素の大半を葉や種子へ供給し,根や土壌への炭素供給を限りなく断つ制御を可能とするSUSIBA2と呼ばれる転写因子をオオムギから発見致しました。
根や土壌への炭素供給を断つことは,メタンガスを発生する微生物が必要とする炭素供給も断つことになり,これによりメタンガス発生を抑制することが可能となります。SUSIBA2を一般的な
イネ品種に組み込み,組み込んでいないイネとの比較試験を中国で3年間続けたところ,SUSIBA2を組み込んでいるイネの方が常に収量が多くかつメタンガスの発生をほとんど抑制できていることが
確認できました。
■今後の展開
今後は,EMSLの質量分析とイメージ処理能力を活用し,植物内の炭素配給に纏わるさらなるメカニズムを引き続き研究して参ります。植物の根と微生物群の相互作用も分析し,
メタン発生微生物の減少による影響の総体的理解を深める予定です。
本研究はスウェーデン農業科学大学,スウェーデン環境・農業研究審議会,中国国家自然科学基金委員会,カールトリガーズ財団による研究費支援により実施されました。


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