【科学技術史/経済学】水をくみ上げ、経済情勢をシミュレートし、未来を予測する、1949年製のコンピューター「MONIAC」 [転載禁止]©2ch.net at SCIENCEPLUS
【科学技術史/経済学】水をくみ上げ、経済情勢をシミュレートし、未来を予測する、1949年製のコンピューター「MONIAC」 [転載禁止]©2ch.net - 暇つぶし2ch1:もろ禿HINE! ★@転載は禁止
14/12/06 09:57:35.37
水をくみ上げ、経済情勢をシミュレートし、未来を予測する、1949年製のコンピューター「MONIAC」 ≪ WIRED.jp
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Bill Phillips Moniac Economic Analog Computer - YouTube
URLリンク(www.youtube.com)

上の動画は、先頃行われた1949年製コンピューター「MONIAC」のデモンストレーションの様子だ。

MONIACとは、Monetary National Income Analogue Computer(貨幣的国民所得自動計算機)の略で、水を使って
経済を分析するための機械だ。パイプやタンクを通じて水をくみ上げ、経済情勢をシミュレートし、未来を予測しよ
うというものだ。

「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」を思い出させるような、高さ2mを超えるこの仕掛けは、経済分野の計算をさせる
には奇妙な方法のように見えるかもしれない。特に、当時の計算機でもそうしたタスクは処理できたはずだと考え
れば(1946年には米陸軍がENIACを発表しているが、それ以前にも機械式計算機はいくつか開発されている)。

だが、コンピューターの歴史に詳しいドロン・スウェイドが『Inc.』誌の記事で説明しているとおり、これを考案したア
ルバン・ウィリアム・フィリップス(ニュージーランド生まれで英国などで研究生活を送った経済学者)は、コンピュ
ーターにモニターがなかった時代に、経済を視覚化する方法を探していたのだ。

たくさんのタンクや水の流れは、銀行、消費者支出、個人貯蓄、外貨準備など、経済活動のさまざまな側面を表
している。マクロビー教授が説明しているように、個人貯蓄のタンクが一杯になろうとしていて、より多くの投資を奨
励したいとしたら、システム全体により自由にお金(水)が流れるように、銀行のタンクのところにあるヴァルヴを緩
めることで利率を下げる。

MONIACは全部で14台しかつくられていない。そのほとんどは、世界中の大学の地下室で朽ち果てようとしている
が、まだ機能するものが少なくとも2台ある。そのうちの1台は、ニュージーランド準備銀行(Reserve Bank)付属の
博物館にあり、もう1台は英国のケンブリッジ大学にある。


Making Money Flow: The MONIAC - YouTube
URLリンク(www.youtube.com)

上の動画は、ケンブリッジ大学で行われたMONIACのデモンストレーションの一部だ。同大学で眠っていたMONIA
Cを、アラン・マクロビー教授(工学)が2009年に修復した。

YouTubeでは、MONIACのシミュレーションをソフトウェアで再現した動画も見られる。ただし、水を使わないと、そ
れほど面白くない。


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