【鉱床学/海底資源】沖縄本島北西沖に新たな海底熱水鉱床の存在を確認 [転載禁止]©2ch.net at SCIENCEPLUS
【鉱床学/海底資源】沖縄本島北西沖に新たな海底熱水鉱床の存在を確認 [転載禁止]©2ch.net - 暇つぶし2ch1:もろ禿HINE! ★@転載は禁止
14/12/04 22:32:46.42
沖縄本島北西沖に新たな海底熱水鉱床の存在を確認 | JOGMEC
URLリンク(digitalpr.jp)

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、沖縄海域で平成24年から継続して実施している地形調査、
海底観察、サンプリング等によって、沖縄本島北西沖の伊平屋小海嶺周辺に海底熱水鉱床を発見しました。海底
観察では、南北1km×東西600mの範囲(「野甫(のほ)サイト」と仮称)に、大小20個以上のマウンドと呼ばれる円錐
状の高まりを確認しました。野甫サイト中央には最大規模の高さ約30m、直径約100mに及ぶマウンドがあり、銅、
鉛、亜鉛、金、銀を含む海底熱水鉱床を形成しています。マウンド分布域の広がり(面積)は、伊是名海穴Hakurei
サイトの海底熱水鉱床に匹敵します。今後、JOGMECは海底観察、物理探査、ボーリング調査等を行い、この鉱
床の広がりや金属含有率(鉱石の品位)を把握し、資源量を評価する予定です。

■ 経緯
 JOGMECは経済産業省の委託を受け、沖縄海域伊是名海穴でのボーリング調査を主体とする海底熱水鉱床
の資源量の把握を実施すると共に、周辺海域で地形調査、海底観察、サンプリング等による広域調査を実施して、
新たな海底熱水鉱床の発見に努めています。
 沖縄本島北西沖の伊平屋小海嶺周辺において、平成24年度に海洋資源調査船「白嶺」を用いた地形調査によ
って新たな海域で水中音響異常域※1を抽出し、更に民間船を活用し、自律型無人潜水機(AUV)による音波調査
を実施して海底に複数の柱状構造物の存在を捉えました。
 平成25年度及び今年度に民間船の遠隔操作無人潜水機(ROV)を用いて実施した海底観察では、南北1km×
東西600mの範囲に、大小20個以上のマウンド※2と呼ばれる円錐状の高まりを確認しました。地域中央には高さ
約30m、直径約100mに及ぶ最大規模のマウンドがあり、頂上のチムニー※2やその倒壊物、裾野の沈殿物等か
ら、亜鉛、鉛、鉄等を含む鉱石(6試料)を採取しました。
 品位(金属の含有量)分析を行ったところ、銅 0.53%、鉛 7.81%、亜鉛 12.03%、金 3.3g/t、銀 911g/tでした。これ
は鉱石の品位やマウンド分布域の広がり(面積)が、伊是名海穴Hakureiサイト※3に匹敵するものと期待されます。
 この海底熱水鉱床は、伊平屋小海嶺の周辺にあることから、JOGMECでは、沖縄県伊平屋島南方に位置する
野甫島にちなみ、『野甫(のほ)サイト』(仮称)と呼んでいます。    
 

【用語の説明】
※1:水中音響異常域
調査船の船底にあるマルチビーム音響測探装置から海底に向けて発射された超音波の反射音データを解析処
理し、海水中からの反射音のイメージを作成して解釈します。海水中からの反射は、熱水による“ゆらぎ”などを
示し、大きさや形状などから熱水活動の存在を推定します。

※2:マウンド、チムニー
海底熱水活動によって海底に生成される硫化物の柱状の構造物を「チムニー」と呼びます。熱水が海底面から噴
出し、その周辺に金属成分等が沈殿することにより煙突状の構造物がつくられたものとされています。チムニー
は、成長、活動停止、倒壊を繰り返すことで、周辺に礫状の鉱石塊や沈殿物を堆積させ、長年の間に硫化物から
なる丘状の地形「マウンド」を形成します。

※3:伊是名海穴
沖縄本島北西約110kmに位置し、北北西-南南東方向に伸びる、長軸6km、短軸3kmの楕円形の窪地地形から
なり、窪地の中にHakureiサイトとJADEサイトと呼ばれる二つの海底熱水鉱床が確認されています。JOGMECが
平成24年度までにHakureiサイトで実施した資源量調査の結果、海底表層部の資源量は340万トン、 全体の平均
品位(金属の含有量)は、銅0.33%、鉛2.52%、亜鉛7.25%、金2.6g/t、銀216g/tであり、金の品位は、陸上の金鉱山と
同等程度の値を得ています。

→ 詳細を読む
URLリンク(www.jogmec.go.jp)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch