【構造生物学】世界初!ピザ型人工タンパク質の設計・製造に成功しました/横浜市立大 理化学研究所at SCIENCEPLUS
【構造生物学】世界初!ピザ型人工タンパク質の設計・製造に成功しました/横浜市立大 理化学研究所 - 暇つぶし2ch1:白夜φ ★@転載は禁止
14/10/12 22:56:21.18
世界初!ピザ型人工タンパク質の設計・製造に成功しました
―ナノバイオテクノロジー中核部品の設計・製造方法確立に期待―

平成26年10月8日
横浜市立大学研究推進課
理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター

~米国科学アカデミー紀要『PNAS』に掲載~
(米国東部標準時間10月6日午後3時00分:日本時間10月7日午前4時00分)

横浜市立大学大学院生命医科学研究科のJeremy R.H.Tame教授と、理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センターのKam Y.J. Zhang博士、
Arnout R.D.Voet博士らの共同研究グループが、コンピューターによる完全回転対称プロペラ型(愛称ピザ型)人工タンパク質設計方法を開発し、
設計通りのタンパク質が実際に製造できることを証明しました。

形状がイタリア料理のピザに似ていることから、このタンパク質は「ピザ型」と名付けられました。
製造に成功したピザ型人工タンパク質は、極めて小さく、熱に対する安定性も高いため、ナノバイオテクノロジー分野での応用が期待されています。

本研究成果は、アメリカ合衆国の学術雑誌『PNAS』(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
(米国科学アカデミー紀要)」(日本時間 平成26年10月7日付)にオンライン掲載されました。

ポイント
○世界発の「完全回転対称型プロペラタンパク質」設計および製造の成功
○ナノバイオテクノロジー中核部品への応用が期待される

研究の内容と成果
生物の進化で「遺伝子重複」が重要な役割を果たした、という学説があります。
タンパク質の設計図である遺伝子がコピーされて増えることで、様々な遺伝子へと変化していったという説ですが、
この説に基づいた完全対称型タンパク質の設計や、構造解析による完全対称型タンパク質検索の試みに対しては現在まで成功例がなかったため、
学説は間違っているのではないかという意見もありました。

今回、私たちは「プロペラ型ファミリー」と呼ばれるグループに属するタンパク質の人工設計に取り組み、
完全回転対称プロペラ型人工タンパク質を設計し、世界で初めてそのタンパク質の製造に成功しました。
設計方法の基本アイディアに「遺伝子重複説」を取り入れました。現在知られている類似タンパク質の遺伝子群は、
同一の先祖タンパク質遺伝子が重複、変化してできたものである、という仮説に基づき、先祖タンパク質遺伝子をコンピューターによって予想しました。
この先祖タンパク質は、6個の同一タンパク質が自己組織化により合体して、6回回転対称形状を持ち、非常に安定であると予想されました。
この遺伝子を人工的に化学合成し、タンパク質を製造したところ、予想通りの形状を持つことを明らかにしました。

図1 ピザ型人工タンパク質の構造
ピザ型人工タンパク質のリボンモデル図です。
6個の同一部品が自己組織化により合体して、完全6回回転対称型構造になりました。
左下の「1nm」は、1ナノメートルの大きさ(1ミリメートルの1,000,000分の1)を示しています。
URLリンク(www.yokohama-cu.ac.jp)
(引用ここまで 全文は記事引用元でご覧ください)
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▽記事引用元
URLリンク(www.yokohama-cu.ac.jp)
横浜市立大学(URLリンク(www.yokohama-cu.ac.jp)) 平成26年10月8日

記者発表資料
URLリンク(www.yokohama-cu.ac.jp)


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