【材料】世界で初めて紙にデジタル情報を記憶させることに成功、大阪大などat SCIENCEPLUS
【材料】世界で初めて紙にデジタル情報を記憶させることに成功、大阪大など - 暇つぶし2ch1:エタ沈φ ★@転載は禁止
14/09/04 08:22:36.38
メガネに装着したり、腕時計のような形で巻きつけたり、モニターなどを身につけて操作する電子機器が登場し始めている。
これらの電子機器が紙をベースにして作られれば、衣服など柔軟な素材にもピッタリ張り付いて割れることはない。
しかも、紙は植物の繊維(セルロース)からできるので、安価でもある。こうした紙のコンピューターの実現に近づく成果が発表された。

トランジスタ、太陽電池、配線…すでに紙製を実現

 大阪大学産業科学研究所の古賀大尚(こが・ひろたか)特任助教、長島一樹特任助教、柳田剛准教授、能木雅也准教授、
九州大学大学院農学研究院の北岡卓也教授らの研究グループは、コンピューターのデジタル情報が記録できる紙のメモリ(記憶装置)を世界で初めて開発した。
能木准教授、古賀特任助教らはすでにトランジスタ、太陽電池、透明導電膜、電気配線、アンテナなど紙製の電子装置の開発に成功しており、
紙のパソコンを組み立てる装置の要素技術はほぼ整ったことになる。

 今回開発したのは、次世代のメモリとして開発競争が盛んな「抵抗変化型不揮発性メモリ(ReRAM)」といわれるタイプ。
コンピューターのデジタル記録は電流が流れるかどうかによって「1」「0」の2進法で表現するが、このタイプは電圧をかけ、電気抵抗が大きいと「絶縁体」、
小さければ「通電」と変化することによって記録する。電源の供給がなくても、データは保存される。

 古賀助教らは、木材などから採れる繊維の太さの約1000分の1の極細セルロース繊維(直径4-15ナノメートル。
ナノは10億分の1)でできた「セルロースナノファイバー」という紙の材料に、銀のナノサイズの粒子を含ませたシートをつくり、その上下に電極をつけてメモリを作った。
電圧をかけると、銀粒子同士が電子を受け渡しする形で導電の通路ができる。逆方向に電圧をかけるとその通路が途絶えて絶縁状態になるとみられる。

 実験では、0・5ボルトという低い電圧の範囲で「導電」「絶縁」を繰り返し、「導電」の場合、「絶縁」状態の電流の約100万倍の電流が流れ、
明確に区別できるという、このタイプでは最高レベルの性能を示した。また、電源を切っても少なくとも3時間以上記録した。
また、柔軟性の面では、これまで直径1センチの棒に巻きつけるのが限界だったが、直径0・7ミリのワイヤに巻きつけても性能は変わらず、世界最高のレベルだった。
この成果は、総合科学誌「サイエンティック・リポーツ」に掲載された。

 古賀特任助教は「紙でコンピューターが作れる可能性を示すことができました。今後、デジタル情報社会の中で、
紙が文字を書いて記録するだけでなく、電気で記録することもできるという価値観の変換を起こすことを期待したい」と話す。

 2000年前に古代の中国で発明された紙が、21世紀になってセルロースナノファイバーという日本発の技術で進化しつつあるだけに、さらなる技術革新を期待したい。

URLリンク(sankei.jp.msn.com)

サイレポ(少し古いですが)
Cellulose Nanofiber Paper as an Ultra Flexible Nonvolatile Memory
URLリンク(www.nature.com)


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