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クモが糸を作る遺伝子をカイコに導入することで、天然シルクよりも1・5倍の切れにくさを持つ「クモ糸シルク」を作ることに成功したと、
農業生物資源研究所(茨城県つくば市)の桑名芳彦主任研究員の研究グループが米科学誌電子版で発表した。
細くて強度があり、熱にも強い性質を利用して手術用の縫合糸や防護服への応用が期待できるとしている。
強くてよく伸びるクモ糸は、人工的な生産が試みられ研究グループも実験用カイコに強い縦糸を作るオニグモの遺伝子を組み入れるなどの研究を重ねてきた。
だが、糸を吐く量が少なかったり繭を生糸にする行程で耐性が不足したりして、実用化には至らなかった。
今回は養蚕農家が飼育するのと同じ品種のカイコにオニグモの縦糸遺伝子を組み込むことに成功。
完成した生糸は鋼鉄の20倍とされるアメリカジョロウグモの糸と同程度の切れにくさを示した。
桑名主任研究員は「消防士が現場で着るインナーなどへの活用が考えられる」と話している。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
プレス
URLリンク(www.nias.affrc.go.jp)
プロワン
High-Toughness Silk Produced by a Transgenic Silkworm Expressing Spider (Araneus ventricosus) Dragline Silk Protein
URLリンク(journals.plos.org)