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境省は、南北大東島でのオオコウモリの生息数を約300匹と推定している。
昨年1月、県鳥獣保護員の東和明さん(53)が、けがをしたオオコウモリを
村池之沢の路上で助け、うるま市のどうぶつたちの病院に送ったが、まもな
く死亡した。
病院は胸や肩など7カ所の傷口周辺の皮膚を、茨城県の国立環境研究所
に送付。ネコのDNAが検出された。
東さんは2004年、オオコウモリをくわえたネコを目撃。これまでに、ネコが
原因とみられる傷のあるオオコウモリを10回以上確認している。
どうぶつたちの病院はことし5月、村へ調査結果を報告。ネコの避妊・去勢
手術や啓発活動などに、「自然保護助成基金」(東京)から得た100万円を
充て、30匹程度を手術する。
村も、動物病院のある本島に空輸する費用約37万円を予算措置し、6月か
ら受け付けを始めた。予算を付けたのは、ネコが生ごみをあさる、民家に入っ
てご飯を食べるなどの苦情が多数寄せられたことが理由だが、頭数抑制で
病院側と意見が一致した。
村は島内にいるネコを数百頭と推測。6月には、飼っている動物の種類や数
を把握するためのアンケートを全世帯に配布した。また、1世帯で飼えるネコ
の数の制限、島外から持ち込む際の避妊・去勢手術義務化などを柱とした条
例制定を考えており、愛猫家らを交えた委員会で話し合う考えだ。
東さんは「ある種の生物が300匹という数字は、圧倒的に少ない。オオコウモ
リのすむ森は防潮・防風林の役割もあり、コウモリを守ることが基幹産業の
サトウキビや人間を守ることにもつながる」と訴える。
希少な野生動物にネコが被害を及ぼす例は、全国にある。県内では、北部で
ヤンバルクイナなどの捕食が確認されており、西表島ではイリオモテヤマネコ
への病気伝染が懸念されている。国頭村や竹富町は被害防止のため、繁殖制
限への努力を促す条例を定めている。
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