【生態学】都市のカエルは側溝で鳴き声を増福する 台湾at SCIENCEPLUS
【生態学】都市のカエルは側溝で鳴き声を増福する 台湾 - 暇つぶし2ch1:Cancer ★@転載は禁止
14/06/05 18:58:27.44
都会のカエルは側溝を求愛メガホンとして使う
側溝に集まるとよりうまくメスを誘引できるらしい
Katia Moskvitch, 04 June 2014

台北市に棲息するアマガエル科の一種は排水溝からメスを求愛するようになった。
URLリンク(www.nature.com)

小さな樹上棲カエルの一種は都市の側溝を使ってセレナーデを増幅してメスを誘っている
らしい。今日「Journal of Zoology」誌に発表された研究の中で、研究者たちは台湾
固有種のアマガエル科の一種(Kurixalus idiootocus、メンテンキガエル、面天樹蛙)が
繁殖シーズン中に道路脇の排水溝に集合することを発見した。

音声記録は、この構造物内にいるカエルの求愛の歌が都会慣れしていないライバルの歌
よりも音が大きくて長いことを明らかにした。

「これは動物が優先的に人工構造物を使って音声コミュニケーションシグナルの音質を
高めることを示すたぶん初の研究だ」とミネソタ大学(セントポール)の生物学者、
マーク・ビー(Mark Bee)は話した「これらのオスは排水溝がもつ音質を高める音響
効果を利用して競争者に勝っているのだろう」

カエルが声を増福する技能を持つことはよく知られた現象だ。2002年、研究者たちは
ボルネオのボルネオカグヤヒメガエル(Metaphrynella sundana)のオスが自然棲息地に
ある中空の樹洞を使って鳴き声の音量を増大させていることを示した。

◆ソーシャルネットワーキング

最新の研究で、国立台湾大学(台北)の動物学者、林雨德(Yu-Teh Kirk Lin)率いる
チームは、台北の樹木の多い郊外にいる樹上棲のカエル(Kurixalus idiootocus)を、
2月から9月まで続く繁殖シーズン中に研究した。

この種のオスは集団求愛と呼ばれる儀式を見せる。繁殖期に集団を作ってメスをめぐって
ある種の求愛行動―この場合鳴き声―で競争する。チームは都市にいるカエルが
道路に沿った開けたコンクリート製排水溝を集団求愛場として使っていることを発見
した。これは池に集まって鳴く自然棲息地にいる同種のカエルと劇的に異なる。

研究者たちはランダムな11ヵ所に、側溝内の長さ10メートル・幅0.5メートルの区画、
および隣接する側溝外の地面に幅10メートルの区画を設け、カエルが求愛の歌を歌う
日没後に監視した。

研究者たちはコンクリート製側溝に隣接領域より多くのカエルが集まることを発見した。
URLリンク(www.nature.com)

彼らはこのカエルが求愛音を出すのに、他の場所より多く排水溝を選んでいたことを発見
した。側溝では平均して1平方メートルあたり1.64匹のカエル(1ヶ所あたり7匹超)だった
が、外側では1平方メートルあたり0.02匹のオス(1ヶ所あたりほぼ2匹)だけだった。

>>2以降につづく

ソース:Nature News(04 June 2014)
Urban frogs use drains as mating megaphones
URLリンク(www.nature.com)

原論文:Journal of Zoology
Tan, W.-H., Tsai, C.-G., Lin, C. & Lin, Y. K. (2014)
URLリンク(dx.doi.org) (スレ立て時点で未公開)

プレスリリース:Wiley(June 04, 2014)
Crooning in the Concrete Jungle: Taiwan’s Frogs Use Drains to Amplify Mating Calls
URLリンク(as.wiley.com)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch