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東京慈恵会医大(東京都港区)の男性内科医が2014年度の科学研究費補助金(科研費)を申請する際、実際はかかわっていない論文名などを記載し、業績を水増ししていた疑いがあることが分かった。
過去の申請分でも同様の疑いがあり、同大は調査委員会を設置して調べている。
文部科学省や同大などによると、この内科医は14年度分の申請で、自分が参加していない研究や学術誌に掲載されていない論文名を業績としていた疑いがある。
同大で業績水増しのうわさがあり、昨年12月に調査委を設置。文科省へ今年3月、不正の疑いを報告したという。
同省学術研究助成課によると、この内科医と同じグループの他の医師も同様の不正の疑いがあり、同大関係者の14年度分の申請計4件約2000万円を不採択とした。
またこの内科医が申請し、過去に採択した科研費も14年度分は交付しないことを決めた。
同大の調査委は、14年度分を申請した全研究者について不正の有無を調べ、5月末までに調査結果をまとめる方針。
同省は不正が明らかになれば、過去の交付分の返還を求める。【大場あい】
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