14/04/03 23:30:21.97 sGxHqeen
>>184
そもそも天動説というのはキリスト教から出たような宗教の産物ではなく、最初から立派な「科学」だ。
二世紀の天文学者プトレマイオスによって体系化され、高度な数学によって裏付けられた
非常に精巧な科学理論であり、天体の運行についてについて記した専門書『アルマゲスト』は
1400年もの間西洋・中東世界において高い権威を持っていた。
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代々の権威ある科学者がこれを信じ、長い間正統的な理論として受け入れられてきたた。
この理論は観測される運動を説明するのに八〇もの「周天円」を必要とていたが、
それでも完全には説明できないことに着目したのがコペルニクスだった。
フラウエンブルグ聖堂の司教で、非常に熱心なキリスト教徒だったコペルニクスは、
「すべてを完全になしうる神が、科学者たちが主張しているような不細工な宇宙を造るなど考えられない」
と主張し、教会で天体観測を続け、やがて地動説にたどり着いた。
地動説は聖書に矛盾しないどころか、神の完全性を証明している旨の手紙を
当時の大公妃クリスティナや友人カステリに書き送っている。
さらに後に地動説を説いたガリレオ・ガリレイも熱心なクリスチャンであり、聖書の信奉者だった。
星が楕円形軌道を描く際の法則を発見したケプラーも熱心な聖書の信奉者で
その法則を発見したとき、ひざまずいて創造主の偉大さを讃えたと伝えれている。
近代科学を興した中心人物、造幣局長官だったアイザック・ニュートンも
その実態は神秘主義者で、錬金術や聖書解釈についても熱心に研究していた。
彼の生涯の著作のうち科学に関するものなどごく一部でしかなく
大部分が聖書や神智学関連の著作物だった。
ニュートン自身も科学的研究など片手間手度にしか見ておらず、
古代の神秘的な英知の再発見のほうが重要だと考えていた。
聖書の創世記の記述「光あれ」を元にして、最初にビッグバンを提唱した天文学者
ジョルジュ・ルメートルもイエスズ会出身の神父。
その他近代科学を興した高名な科学者はみんなキリスト教徒原理主義者と言っていい。
科学者ではないがダ・ヴィンチもそうだ。