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「昆虫の王様」とも言われるカブトムシは、そのシンボルである角が長いものほど天敵に狙われやすいことが、東京大学などの研究で明らかになりました。
カブトムシが好むクヌギやコナラなどの関東地方の林には、腹部だけを食べられたカブトムシの死骸がよく見つかるということで、
これらはタヌキとカラスによるものであることを、東京大学などの研究グループが赤外線カメラを使った調査で明らかにしました。
そして、こうした天敵に食べられたカブトムシは、およそ70%が角のあるオスだったということです。
さらに、これらの食べられたオスは、周辺で天敵に狙われずに生きているオスと比べると、角の長さが平均で3ミリ程度長かったということです。
この結果について東京大学などの研究グループは、角が長いとオスどうしの争いでは有利になる一方、目立ちやすいため天敵に狙われる確率が高くなるためだとみています。
東京大学大学院の小島渉研究員は、「カブトムシにとって、角は長ければ長い方がいいというわけではなく、角はまさに『もろ刃の剣』だったようだ」と話しています。
3月17日 6時02分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)