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早大に提出した博士論文でもコピペ疑惑が持ち上がった、STAP細胞論文筆頭著者の小保方晴子・理研ユニット
リーダー(30)が、14日朝、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の取材に対し、電子メールで「下書き段階の物」
などと反論したことが分かった。同紙が同日付の電子版で報じた。
コピペ疑惑とは、STAP細胞論文などの疑惑を追及する匿名ブログによって、小保方晴子リーダーの博士論文の
序論が米国立衛生研究所のサイトの文章と酷似し、引用文献一覧も他の論文からのコピペで本文と一致せず、
図にも無断転用がある、などと指摘されている問題である。
記事によると、小保方リーダーは「現在、マスコミに流れている博士論文は審査に合格したものではなく下書き
段階の物が製本され残ってしまっている」と説明し、大学側には撤回を要請したとのこと。しかし、早大の広報
担当者は、要請を認識しておらず、別版の博士論文の存在についても知らないとコメントしたようだ。
なお、小保方リーダーの母校・早大理工学術院(旧・早大理工学研究科)の博士論文の審査では、指導教員に
提出した原稿が専攻主任を経て教室会議に掛けられ、続いて提出する概要とともに主任会・研究科運営
委員会を経て受理され、公聴会・審査分科会などを経て合否が仮決定され、最後に提出する紙媒体の
博士論文により研究科運営委員会が最終合否を判定する運びとなっている。
小保方リーダーの在校時もこの流れと同じならば、早大側が製本可能な最も初期段階の「下書き」は、
専攻主任や公聴会・審査分科会の審査材料となる原稿であろう。しかし、序論からして引用ゼロ、以降の章も
引用文献が他の論文からのコピペと疑われ、本文と一致せず、文字化けまである異様で稚拙な原稿を、
初めての卒業論文で進学予定もない学部生が出すならともかく、卒論、修論の審査を受けて研究職に就く
予定の大学院生が、専攻主任らに諮られる場に提出するとは考えられない。仮に指導教員のみに見せる
初稿だとしてもまずあり得ない上、そのような原稿が添削の痕もなく早大の事務の手に渡って製本される
可能性に至っては、極めて低いと言わざるを得ない。
あまりに稚拙な言い訳に、サイエンスライターの内田麻理香氏は「ウソだとしたらそれで通じると思ってるとしたら
これまたすごい。」片瀬久美子氏も「あんまりにもあり得なさそうな言い訳なので、本人の弁明とは思いたくない」
と、呆れを隠せないツイートを残している。
なお、早大側としては、この事実を認めた場合は論文の管理体制が問われ、この事実を否定した場合でも、
小保方リーダー自ら下書きと認める稚拙なコピペ論文を検討材料として博士号を授与してしまったこととなり、
博士論文審査体制を問われることになり、どちらに転んでも釈明が必要となるだろう。
STAP細胞論文での画像の切り張りについて、「やってはいけないという認識がなかった」などと、科学者として
あり得ない認識を示したという小保方リーダー。仮に最終版の博士論文が別に存在したとしても、まともな
論文でまともな審査を受けたとは考えにくい。一連の疑惑は、もはや科学界の常識では計り知れない領域へと
突入しているように思われる。まずは早大による審査結果を待ちたい。
(文責:チリ人φ★)
「下書きで使った物が残っている」―小保方氏、博士論文巡る疑惑で - WSJ.com
URLリンク(jp.wsj.com)
STAP細胞:理化学研究所の会見一問一答 - 毎日新聞
URLリンク(mainichi.jp)
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