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二つのことを同時にすると、どちらも中途半端になる原因をニホンザルの脳の活動から、京都大こころの未来
研究センターの船橋新太郎教授と渡邉慶・元研究員のグループが解明した。二つの課題に対応する
それぞれの神経細胞が、互いに干渉し合うためという。英科学誌ネイチャー・ニューロサイエンスで3日
発表する。
■神経細胞互いに干渉
車を運転中に助手席の人と込み入った話をすると、ブレーキを踏むのが遅れたり、きちんと答えられなかったり
する。このような現象は「二重課題干渉」と呼ばれるが、脳でどのようなことが起きているかは、よく分かって
いなかった。
グループは、ニホンザルに記憶と注意に関する課題を同時にさせ、大脳(前頭連合野)の動きを調べた。
それぞれの課題を担う神経細胞の活動は、課題が一つだけの場合に比べて大幅に低下していた。
船橋教授は「神経細胞が互いの活動を制限し合っているのではないか」と話している。
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
Neural mechanisms of dual-task interference and cognitive capacity limitation in the prefrontal cortex :
Nature Neuroscience : Nature Publishing Group
URLリンク(www.nature.com)