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宮崎大学と理化学研究所は1日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作る際、体細胞への遺伝子の導入法を
変えるなどした結果、目的とする細胞を作る能力を高める「品質改善」に成功したと発表した。
米科学誌ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(電子版)に掲載された。
ヒトやウサギのipS細胞は、胚性幹細胞(ES細胞)と比べると、目的の細胞を作り出す能力が低いが、
マウスのiPS細胞には、そうした制限がなかった。
そこでチームはウサギの体細胞にいったん四つの遺伝子を入れた後、そのうち一つを再導入し、
マウスiPS細胞を作るときと同様の培養条件でiPS細胞を作った。できたウサギiPS細胞はマウスに
近い能力を獲得。通常のiPS細胞の倍以上の効率で神経細胞ができたほか、ES細胞でも作製が難しい種類の
神経細胞ができた。
チームの本多新(あらた)・同大准教授は「ヒトのiPS細胞への応用に取り組みたい」と話している。【相良美成】
▽記事引用元 毎日新聞(2013年08月01日 19時24分)
URLリンク(mainichi.jp)
▽宮崎大学プレスリリース
URLリンク(www.miyazaki-u.ac.jp)
▽The Journal of Biological Chemistry
「Naive-like conversion overcomes the limited differentiation capacity of induced pluripotent stem cells」
URLリンク(www.jbc.org)