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研究史上最大のウイルス発見=遺伝子2500個、チリ沖で新種-細菌並み・仏大学
南米チリ中部の浅い海底の堆積物からアメーバ類に寄生するウイルスを採取し、全遺伝情報(ゲノム)を解読したところ、
DNAが約250万塩基対、たんぱく質を作る遺伝子が約2550個もあることが分かった。
フランスのエクス・マルセイユ大などのチームが新属新種に分類して「パンドラウイルス・サリヌス」と命名。
研究史上最大の巨大ウイルスとして19日付の米科学誌サイエンスに発表した。
ウイルスは自ら増殖できず、細胞の形を成していないので生物ではないとの見方もある。
しかし、このウイルスは長さが1000分の1ミリ、幅が1万分の5ミリと小さめの細菌並みで、光学顕微鏡で観察できる大きさ。
ウイルスの既成概念に当てはまらず、微生物の分類の見直しにつながるかもしれないという。
巨大ウイルス探しは、2003年に発表された「ミミウイルス」の発見から盛んとなった。
当初は細菌に間違えられたミミウイルスは、直径が1万分の7ミリで遺伝子が約1000個あった。
エクス・マルセイユ大チームが11年に発表した「メガウイルス・キレンシス」はDNAが126万塩基対、遺伝子が1120個で、
これまで最大とされてきたが、パンドラウイルスは大幅に上回った。(2013/07/19-10:19)
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▽記事引用元 時事ドットコム2013/07/19-10:19配信記事
URLリンク(www.jiji.com)
南米チリ沖などで発見され、新属新種に分類された「パンドラウイルス」の電子顕微鏡写真。
細菌並みの大きさで、エクス・マルセイユ大チームが研究史上最大と発表した(米サイエンス誌提供)
URLリンク(www.jiji.com)
▽関連
Science 19 July 2013:
Vol. 341 no. 6143 pp. 281-286
DOI: 10.1126/science.1239181
Pandoraviruses: Amoeba Viruses with Genomes Up to 2.5 Mb Reaching That of Parasitic Eukaryotes
URLリンク(www.sciencemag.org)
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