13/07/04 22:07:53.20
臼歯失いアルツハイマー悪化=発症に別原因か、マウス実験-広島大など
臼歯を失ってかみ合わせが悪くなると、神経細胞の減少などが起きてアルツハイマー病の症状が悪化することを、
広島大などの研究チームが3日までにマウスを使った実験で突き止めた。論文は英専門誌に掲載される。
歯を失うとアルツハイマー病になる可能性が高まることは知られていたが、脳にどんな影響を与えるかは詳しく分かっていなかった。
広島大病院の大上博史歯科医師らは、アルツハイマー病のマウスを使い、臼歯を抜いたグループと、残したグループで学習・記憶能力を比較。
臼歯を残したグループは7匹すべてが4カ月後も学習内容を記憶していたが、抜歯した10匹中6匹は記憶をなくしていた。
それぞれの脳を調べたところ、アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質アミロイドベータ(Aβ)の沈着量に差はなく、
記憶を担う海馬と呼ばれる部分の神経細胞は、抜歯グループだけが減少していた。
また、抜歯グループで記憶を維持していた4匹と、維持しなかった6匹を比べたところ、
Aβの沈着量と海馬の神経細胞の数に差は見られなかったが、6匹は神経細胞の面積が大きく減っていた。
いずれの実験でもAβの沈着量に差がなかったことから、大上さんは「Aβの増加がアルツハイマー病を進行させるという従来の説と違う仕組みがあるのではないか」と指摘。
「発症前から歯を失うことを避ければ、認知症予防にも役立つだろう」と話している。(2013/07/04-00:21)
___________
▽記事引用元 時事ドットコム 2013/07/04-00:21配信記事
URLリンク(www.jiji.com)
▽関連
広島大学
【研究成果】歯の喪失とアルツハイマー病の関係を動物実験で解明
URLリンク(www.hiroshima-u.ac.jp)
報道発表資料(PDF:342KB)
URLリンク(www.hiroshima-u.ac.jp)
※ご依頼いただきました。