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インドが欧米の薬品開発「人体実験場」に 7年間で2644人が死亡
URLリンク(www.xinhua.jp)
【新華網】 2005年に薬品開発試験の規制を緩和して以降、インドは欧米の多くの薬品メーカーに
よる開発の「人体実験」の場となった。これまでに臨床試験に参加したインド人は累計57万人に上り、
7年間で2644人が死亡した。インド人が「実験用マウス」となってしまう背景には、西側の薬品メー
カーがコスト削減、または自国内の監督を回避して、臨床試験の場を次々と発展途上国に移している
現実がある。広州日報が伝えた。
報道によれば、インドで薬品開発の臨床試験で収入を得ている人の多くは貧困層で、一般的な仕事
よりも多くの報酬を得られる。臨床試験に参加する場合の契約書には、「予測不能な結果が出る可能
性がある」と明記されており、もし事故があったとしても西側の薬品メーカーを訴えることは非常に困難だ。
05年から12年までに475件の試験が行われたが、新薬として審査を通過したのはこのうちわずか17
件だ。臨床試験が原因で死亡した人は2644人に上り、このほかに副作用による事故が12万件以上
あった。さらに一部には、本人が知らない間に「マウス」にされてしまっているケースもあった。
13年1月以降、インドの最高裁判所は国内での臨床試験に関する規制を適用し、法律も整えた。
同国の衛生当局もトップ自ら臨床試験を監督する意思を示し、対策に力を入れている。
米国ではがん患者が新薬開発の診療試験に参加する意向を示す割合はわずか3%だが、インドでは
一般的な月収よりも多くの報酬が得られる臨床試験に参加しようとする人が次々と現れる。
安価なジェネリック医薬品が多く出回ってシェアを拡大したことで、新薬開発のコストは次第に高まり、
西側の薬品メーカーが診療試験や実験室を発展途上国に移す流れが強まった。批判はあるものの、
これが現実だ。
ただ、インドは多くの西側薬品メーカーの実験場のうちの1カ所でしかない。2010年にこうしたメーカーは
総額約400億米ドル(約3兆9000億円)を投じて世界178カ国で約12万種の薬品の試験、研究を
行っている。インドのほか、インドネシアやタイなど、東南アジアでの試験が近年、急速に増えている。
(編集翻訳 恩田有紀)
新華経済新聞 2013年05月01日
URLリンク(www.xinhua.jp)
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