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環境省は29日、東京電力福島第1原発事故による福島県の子どもの甲状腺への影響を確かめるため、
比較対象として青森、山梨、長崎の3県の子どもを調査した詳細な結果を発表した。小さなしこりなどが
見つかった割合は、地域別や年齢別で比べても「福島とほぼ同等か福島の方がやや低い」と結論付けた。
3県での調査は昨年11月~今年3月、青森県は弘前市で、山梨県は甲府市で、長崎県は長崎市で3~18歳の
計4365人を対象に実施。5ミリ以下のしこりや、20ミリ以下ののう胞(液体がたまった袋)が見つかった割合は、
弘前市で57・6%、甲府市で69・4%、長崎市で42・5%だった。
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環境省 報道発表資料-平成25年3月29日-福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果について(お知らせ)
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福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果
1.調査の背景・目的
福島県が行う県民健康管理調査の甲状腺検査において、約40%の方に20.0mm以下の小さなのう胞(注1)
等の所見が認められています。 こうした小さなのう胞(注1)等は精密検査を必要とするものではありませんが、
これらの軽微な所見も記録することとした結果、かえって住民の方の不安を招いていると指摘されています。
このような大規模かつ精度の高い調査は世界初の試みであり、子どもでのう胞を認める頻度や、検査結果に
生じうるばらつきについて、正確にはわかっておりません。
こうした状況の中、環境省においても、住民の皆様の理解促進に役立てることを目的に、福島県外の3県の
子どもを対象に、県民健康管理調査と同様の超音波検査(注2)を実施し、その結果の妥当性について、情報を
提供することとしたものです。
(注1) 充実部分を伴わないのう胞を指します。
(注2) この調査で実施された甲状腺超音波検査は、スクリーニング検査であり、甲状腺がんの診断を目的と
した検査ではありません。
2.調査の概要
(1)実施期間 平成24年11月~平成25年3月
(2)調査委託先 NPO法人日本乳腺甲状腺超音波医学会
(3)対象地域及び調査対象者数
○ 青森県弘前市
3~5歳 51人 6~10歳 444人 11~15歳 748人 16~18歳 387人 計1,630人
○ 山梨県甲府市
3~5歳 34人 6~10歳 379人 11~15歳 638人 16~18歳 315人 計1,366人
○ 長崎県長崎市
3~5歳 104人 6~10歳 452人 11~15歳 609人 16~18歳 204人 計1,369人
(4)調査方法
○ 県民健康管理調査と同等の水準の甲状腺超音波検査を対象者に実施。
○ 検査結果については、県民健康管理調査と同様の基準で判定し、調査対象地域における甲状腺の
のう胞等の頻度を算出。
3.調査結果 概要
(1)全対象地域 概要
[1]判定結果別人数・割合
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(注3)充実部分を伴わないのう胞を指します。
[2]判定結果別人数・割合(性・年齢別)
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[3]結節やのう胞を認めた人数・割合
URLリンク(www.env.go.jp)
(注)結節、のう胞両方の所見を認める場合には、それぞれの人数に計上しています。
(2)調査対象地域別 概要
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